おしゃべりホットライン

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「学研アニメ声優WEB」と、人気アニメ情報誌「月刊アニメディア」(学研パブリッシング刊)の連動企画! アニメディア6月号「おしゃべりホットライン」掲載の関智一さんのインタビューの別バージョンを“WEB出張版”としてたっぷり紹介します。
アニメディアの記事も、ぜひチェックしてみてくださいね。

第4回 関智一仲間は自分を成長させる

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――関さんは子どもの頃から声優のお仕事に憧れていたそうですね。

「鍵っ子だったこともあり、ドラマやアニメをたくさん見ていました。その影響でお芝居に興味を持ったのが最初でしたね」

――当時、よく観ていたアニメ作品は?

「『ゲッターロボ』や『ポールのミラクル大作戦』、それに『黄金バット』などが大好きでした。再放送も観ていたので、時代がバラバラなんですけどね(笑)。ちなみに、好きだった声優さんは神谷明さんや井上和彦さん。その頃は全部の作品がそのお2人の声だと思っていました(笑)。そのほかにも永井一郎さんや緒方賢一さん、野沢雅子さんなど、特徴的な声の方が大好きで、印象に残っていますね」

――本格的に声優になろうと決意したのはいつ頃だったのでしょう?

「高校に入ってからでした。学校がつまらなくて、思い出したようにお芝居を始めようと思ったんです。目立ちたがり屋だったので、人前で演技をすることも平気でした。ただ、その頃は自分がブサイクだと自覚していたので、俳優はムリだなと(笑)。それなら、演技もラクそうで、顔も関係ない声優になろうと、俳優・声優養成所の勝田声優学院に入ったんです。今考えると、すごく安直な動機ですね」

――実際に養成所に入ってみて、どのような印象を持たれましたか?

「意外と厳しくて驚いたというのが正直な気持ちでした。ちょっと練習すれば、すぐにでも仕事をもらえるものだと思っていましたから(笑)。先生方も結構スパルタでしたね。それでも辞めなかったのは、ただ闇雲に怒られるのではなく、ちゃんと僕のことを思って指導してくれていたから。それに叱咤激励してくれる仲間もいた。このふたつが本当に大きかったです」

――声優デビューした時のことは覚えていますか?

「もちろんです! なんせ、たった1日で役を降ろされちゃいましたから(笑)。先輩を怒らせてしまったんです。自分にはまったくそのつもりはなかったのに、態度が大きいと言われてしまいました。それ以降、しばらく仕事が来ることはなかったです。“先輩の前では気を緩めない”。これは僕の中でかなり大事な教訓になりました」

――それはなかなか壮絶なデビューですね(笑)。その後のターニングポイントとなった作品を挙げると、やはり最初は『機動武闘伝Gガンダム』(1994年)ですか?

「そうですね。翌年の『新機動戦記ガンダムW』にも出させてもらいましたので、この2年間はずっとガンダムのことばかり考えていました」

――デビュー2年目でいきなり主演だと、プレッシャーもすごそうですが……。

「プレッシャーよりも “絶対に先輩たちに負けないぞ!”という気持ちのほうが強かったです。というのも、デビュー作でいきなり仕事を失った経験があったので、虚勢を張っていたんです。実際には、先輩方は皆さん優しくて、そんな心配はなかったんですけどね。それに、『Gガンダム』のドモン役は、普段は寡黙だけど戦いに出ると熱くなるという男でしたので、強気で役に挑んだことが、そのまま役づくりにも繋がったと思います」

――では、これまでの作品の中で、強く思い出に残っている収録と言えば……?

「『ガンダムW』でメーザーという整備士の役を演じたのですが、たったひと言の短いセリフで40回以上リテイクしたことがあります。これは僕史上、最高数でした。今もまだ、何が正解だったのかわかりません(笑)。それと、『機動戦艦ナデシコ』のダイゴウジのオーディションも忘れられないですね。オーディション用のセリフが必殺技を言うもので、“きっと受からないだろう”と思ったので、面白おかしく表現したんです。そしたら、それがすごく受けて。“こんなこともあるんだ!?”と喜んでいたら、3話で死んじゃいましたけど(笑)」

――最後に、これから声優を目指す方にアドバイスをお願いします!

「技術は毎日練習していれば絶対にうまくなります。大事なのは、チャンスがいつ訪れるかわからないので、その時までどれだけ我慢して続けられるか、です。もちろん、この仕事は諦めなければ必ず成功するとは言い切れません。でも、辞めなければそこに近づく可能性は消えませんから粘り強く頑張ってください。あとは、いい友達をたくさん作る。支え合い、刺激し合える仲間は自分を成長させてくれます。いい仲間と出会えることも仕事をする上で大切なことだと思いますよ」

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