おしゃべりホットライン

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「学研アニメ声優WEB」と、人気アニメ情報誌「月刊アニメディア」(学研パブリッシング刊)の連動企画! アニメディア10月号「おしゃべりホットライン」掲載のインタビュー別バージョンを“WEB出張版”としてたっぷり紹介します。
アニメディアの記事も、ぜひチェックしてみてくださいね。

第8回 小西克幸いろいろな経験をし、知識を得るのは芝居の糧になる

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――小西さんはどんな子ども時代を過ごしていましたか?

 どちらかと言えばインドア派な子どもでしたね。あまり外に出るのが好きじゃなかったんです(笑)。でも、小学4年生くらいの頃に『キャプテン翼』のTVアニメの放送が始まり、影響を受けた友人に誘われて和歌山のサッカークラブに入りました。そこからは小中高とずっとサッカーばかりでしたね。

――それでも家にいるほうが好きだったんですか?

 実は、小・中学生の頃はボーイスカウトもやっていました。僕の友人も入っているからと親に勧められるままに始めたのですが、これが大変で(苦笑)。キャンプがあったり、レクリエーション活動をしたりしないといけなかったんです。サッカーもやっていましたから、もう必要以上に外には出たくないと(笑)。それで、インドアな生活のほうがいいと思うようになりました。

――そこから声優を目指すにいたったきっかけというのは?

 高校を卒業した後の進路を考えていたとき、友人から声優という仕事があることを教えてもらったのがきっかけです。人並みにはアニメも漫画も好きでしたが、アニメ自体はあまり観られなかったんです。当時は夕方からゴールデンタイムにかけてアニメがたくさん放送されていましたが、部活のほかに塾もあったので、どうしても被ってしまって……。ですから、基本的には長期休暇の時にアニメの再放送をたくさん見ることで、少しずつアニメの面白さに気づいていったという感じですね。

――それまで声優という仕事は知らなかった?

 まったく気にしていなかったです。おそらく画から勝手に声が出ているものだと思っていたんでしょうね(笑)。ちょうど声優の方出演している番組があったのでそれを観たり、勧められるままにアニメ雑誌を買ってみたり。自分なりにいろいろ調べてみたら、面白そうだなと思うようになり、進路のひとつとして養成所を考えるようになりました。

――家族の反応などはどうでしたか?

 姉に話したら、実は姉も過去に声優を目指していたことが判明したんです。いやぁ、驚きましたね~(笑)。どの養成所にどんな特徴があるのかを教えてくれて、結果的に通うことになる勝田声優学院が「スパルタらしいけど、本気で目指すならいいと思う」というアドバイスをくれました。両親は最初こそ大学に行ってほしいと言っていましたが、最終的に僕の夢を優先してくれて。父がPTAの会長をしていたこともあり、子どもの夢を大切にしないとダメだと考えていたみたいなんです。とてもありがたかったですね。

――実際、養成所はスパルタだったのでしょうか?

 厳しくも優しい方ばかりでした。厳しいときは本当に厳しいんですよ。下手な芝居をするともう辞めたほうがいいとはっきり言われるんです。その一方で、いい芝居ができたときは心から褒めてくれる。その飴と鞭の使い分けが、今思うと本当に絶妙だったんだなと思います。悔しさとうれしさの両方を感じながら、少しずつ成長できたような気がします。

――当時、学んだことで今も生きていることって何かありますか?

 たくさんあります。印象的だったのは「行間を読め」という言葉ですね。台本には台詞と(状況を説明する)ト書きしか書かれていません。じゃあ、何をもってその人物はその台詞を話しているのかということを、台本の情報だけで想像しないといけないんです。たとえば見た目も静かだし台詞も落ち着いた様子だけど、内面には怒りを抱えているのかもしれない……ということですね。そういった感情を読み解かせるクラスもあり、当時学んだことがたくさん生きています。

――では、最後にこれから声優を目指す方へのメッセージをお願いします。

 10代から声優さんを目指している方が増えていますが、学生生活はしっかり送ったほうがいいなと個人的に思います。もちろん、若い頃から声優を目指すのもいいと思うんです。でも、若い時には若い時しかできないこともあるじゃないですか(笑)。それに、声優の仕事って今は本当にいろんなことが求められています。写真もそうですし、ラジオやイベントでのトークもそう。いろんな経験をして、どんどん知識を得ていくというのは芝居にも繋がる上に、芝居以外の面でも絶対にプラスになると思います。ですので、勉強はもちろんですが、友達と遊んだり、映画や読書を楽しんだりということをたくさんしてほしいですね。

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