おしゃべりホットライン

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「学研アニメ声優WEB」と、人気アニメ情報誌「月刊アニメディア」(学研パブリッシング刊)の連動企画! アニメディア12月号「おしゃべりホットライン」掲載のインタビュー別バージョンを“WEB出張版”としてたっぷり紹介します。
アニメディアの記事も、ぜひチェックしてみてくださいね。

第10回 赤羽根健治大変なことがあってもやっぱりお芝居が好き

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――赤羽根さんが声優業界を知ったきっかけは何だったのでしょうか。

「大学の受験勉強中に聴いていたラジオのCMをきっかけに、“声をデカくしよう”という習い事感覚で養成所へ。当時は、自宅から1時間半かけて通っていました、“このクラスで一番になって辞めてやる”と思いながら(笑)。クラスでドシロウトだった僕は、発声すらままならなくて本当にキツかったです」

――でも、結局は辞めなかったんですね。

「辞めませんでした。何も知識を持っていなかったぶん成果がでるのが早かったようで、やっただけ力がつくのがわかって。そんな僕の成長を見ていてくださった先生が、クラスで行う演劇の課題で、僕を主役に抜擢してくださったことも大きな要因でした。その頃からです、お芝居を楽しいと思えるようになったのは」

――その後、青ニプロダクションへ。デビューから1年で『真マジンガー衝撃!Z編』の兜甲児という大役を演じます。

「当時はまだまだ実力が不足しているのはわかっていましたが、役を取ったからには何とか頑張らなければと、そればかりが頭の中をぐるぐる回っていました。そこから1、2年はオーディションになかなか受からないという焦りもあり、思いだけが空回りをして現場で無様な醜態をさらしたことも。でもそれを表に出したら負けだと、当時は隠していました」

――辛くはなかったんですか?

「いま振り返ると、よく持ちこたえたなと自分でも思うほど精神的に参っていました。それに加えて、業界内でイマドキのナチュラルなお芝居を求められる傾向が強くなっていってことも、僕には大きなダメージでした。僕はそれまで感情の抑揚をつけるお芝居を多くやってきたこともあり、ナチュラルというものがうまく表現できなかったんです。“そんなに声を張らなくてもいいよ”という指示の意味すら、よくわからなくて(笑)」

――周りの仲間に相談をしたことは?

「僕はどちらかというと、ひとりで考えるタイプでした。『マジンガー』時代に音響監督から言われた、“答えを教えるのは簡単でしょ。悩むだけ悩んで答えを見つけてみなよ”という言葉が、僕のお芝居の指針になっていて。人に聞くのは簡単ですけど、自分で悩んで出した答えは血肉になりますからね。だから、自分でセリフを録って聴いたり、人のマネをしたり……模索の連続でした」

――そんななか、『THE IDORM@STER』でプロデューサー役を掴みます。ゲームにおけるプレイヤーキャラという役を演じるのは難しかったですか?

「監督をはじめスタッフの皆様が、プロデューサー像をしっかりと作っていてくださったので、その流れにちゃんと声を乗せようと思って……いたのですが、やはり難しかったです。アイドルを引き立てるのがいちばん大事だということは理解していても、プロデューサーはセリフが多いぶん、どうしても目立ちそうになってしまって。そこをいかに抑えるかというのはすごく考えながら演じました」

――さすが、赤羽根Pです(笑)。

「世のプロデューサーの皆さんにそう呼んでいただけるのは本当にありがたいですし、感謝しかありません。今だからいえますが、じつは放送された当初は皆さんにどう思われるか、本当は怖かったんです(笑)。でも、温かく受け入れてくださって。アイドルとプロデューサーのみんなが一緒に成長していくというストーリー、内容がよかったからだと思っています」

――赤羽根さんが、声優をやっていてよかったと思った出来事は?

「横浜アリーナで行われた『THE IDORM@STER』のライブで、影ナレを担当するために現地入りをしていたんですが、その時“赤羽根さんにプレゼントが届いています”と手渡されたのが、大きなアルバム。開くと、“プロデューサーの○○です”や“アイドルは○○推しです”と書かれたプロデューサーさんたちの名刺がたくさん入っていて。たぶん、有志の方が集めてくださったと思うんですけど、すごく嬉しいプレゼントでした。いまでも宝物として保管してあります」

――では最後に、声優を目指す方にアドバイスをお願いします!

「まず、お芝居を好きでいること。好きじゃないと、この仕事は続きませんから。あとは、色々な経験を積むこと。若いうちからお芝居にのめり込むことも大事ですけど、色々な世界を経験したほうが、最終的にお芝居の役に立つと思います!」

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